2017年4月3日月曜日

町内会が無いアメリカは楽  引っ越しして大木の心配



(松の花?)

町内会が無いアメリカは楽


アメリカは引っ越ししても町内会もなく、隣近所に挨拶をする必要がないのでとても楽です。
日本は町会長さんが回って来てさっそく町会費の徴収などを請求されますし、実際日本に住んでいた頃はどぶ掃除もやるような田舎だったので、隔週日曜ごとに朝早く駆り出されていました。

その頃は忙しかったので、日曜の朝ぐらいゆっくりと寝ていたいと思っても、どんどんとドアを叩く音に寝ていられませんでした。
我が家がアメリカへ引っ越しして数年後U字溝になったのでどぶ掃除は必要なくなったそうです。

ゴミ捨て場の掃除、分別、どれをとってもストレスがかかっていました。
アメリカへ引っ越した当時はその辺の煩わしさから逃れる事が出来て、それが何とも言えない解放感を味わいました。

古きよきアメリカの風習としては引っ越してきた人をご近所が優しく迎い入れてくれる、という話も聞いていましたが、まさに最初に住みだした北東部の家のお隣さんはそんな優しいご夫婦でご自分でベークしたケーキを持ってきてくれて感激でした。

その後も事あるごとにお隣さんご夫婦とは交流がありました。お子さんがいないご夫婦お二人だけだったのでよく気にかけてくれました。お二人がその近辺でのお仕事をリタイヤした途端に南部の方へ引っ越ししてしまいました。

大木の枝問題


引っ越してきた新天地の家の裏庭に大木が二本植わっています。
ある日、お隣に入り込んだ木の枝をお隣がどんどんカットしていました。それも何も断りもしません。
普通日本人の感覚からすると、こちらに入っている枝をこちらでカットしますね。とか、お断りの挨拶があるような気がします。

どんどんカットしても全く構わないのですが、その後前庭でお掃除をしていた奥さんと顔を合わせてもにっこりとするだけで、カットさせていただきました。の一言もありませんでした。
たぶん、こんな時はこちらからカットして頂きお手数をお掛けしました。と言うべきだったかもしれません。

その大木は物件探しの頃は一切気にしていませんが、結構枝の伸びるのも早く、後ろのお宅の敷地内へも枝が伸びていました。
また勝手に邪魔ならカットしてくれるだろう、と思っていると、夏の暑い盛りにチャイムの音に玄関に行ってみると、後ろのお宅の奥さんが、枝が邪魔なのでカットしてくれませんか。とお願いされました。

自分の敷地に入った枝は勝手にどんどんカットして良いのに、そのお宅はカットする気がないようです。真夏の暑い盛りに業者に頼むのも面倒なので、少し季節が涼しくなった頃頼んで邪魔な枝をカットして貰いました。


結構木も上にどんどん伸びて高くなっているので、高い部分だけでも、もし突風で倒れる心配もあるので、すっぱりとカット出来るか業者に聞くと、天辺の方が後ろ側のお宅に傾いているので、うちでは無理。と言われてしまいました。

この場合はクレーン車があるような業者に頼む必要がありそうです。それだけで高くなる予想がつくので、まだ頼んでいません。

知り合いも倒れた木がお隣の屋根に当たってその修理代を払う羽目になったそうです。

屋根の一部だけなら良いですが、裏庭の大木はまともに倒れると家さえも壊してしまいそうです。
北東部の家も林のようなところに家があったので、ストームの度に木が倒れる心配をしていました。
実際に何本も倒れましたが、結構林の敷地の部分が広くその範囲で終わったのですが、一本はお隣のブランコを壊してしまったこともありました。

まさかここに引っ越してまた大木の心配が出てくるとは、物件を探している頃は全く気にもしませんでした。

そもそも、こんな将来大きくなると分かっている木をそれ程広くない敷地に植えるって考えられません。
裏庭には松も一本高く聳えていますが、こちらは天辺方面から五5,6メートルぐらいカットして貰いました。
プロのやり方を見ているとまずは上の部分の幹をカットして段々下側の幹をカットしていました。

今後も大木の心配は根こそぎカットしない限りこれからも出てきそうです。

またこちら側に入り込んだお隣の木のフルーツなどは勝手に採っても構わないそうです。
 引っ越してきた時後ろのお宅のオレンジが楽しみでしたが、その住民が引っ越してしまった後、次の住民の水の管理が悪くほとんど成らないので後ろのお宅のオレンジを頂く楽しみがなくなってしまい残念です。